数年おきに引っ越しを繰り返してきた我が家。
「また引っ越しするかもだし」と、
お皿や器などは、最低限のものだけで生活してきました。
また、子どもが小さい頃は、私自身に余裕がなく、
じっくり時間をかけて”料理”を愉しむことが出来なかったので、
ますますお皿や器は、とりあえずの”寄せ集め”ばかり。
子どもたちが成長し、
しばらくは引っ越ししないかな?となった今、
”料理”も段々と愉しむ余裕が出てきた私。
となれば、むくむくと湧いてきた器への興味。
あんな料理やこんな料理に合う、様々な形の器が欲しいけど・・・
まずは、どんな料理にも万能皿で、シンプルで使い勝手のいいものがいい。
お手入れも簡単で、飽きのこないデザインも重要。
そんなお皿や器を探していた時に出会った柳宗理のプレート。
彼の名前やプロダクトは知っていたものの、
じっくりとプレートを見たことはありませんでした。
無駄を削ぎ落としたシンプルなフォルムと、
丈夫で長く愛用できるデザインは、流行に左右されず、
間違いなく暮らしにしっくりと馴染んでくれそう!
と、この度我が家に迎え入れたのです。
使ってみると、
より!このプレートの良さを実感。
派手さはないけど、そっと食卓を引き立ててくれるテーブル上の名脇役。
重厚感もあって、静かな美しさを感じる。
32cmという大きさは、大皿料理にも、ワンプレートごはんにもぴったり。
緩やかな曲線と、余白のあるフォルムも・・・なんとも言えません。
ということで、
今もなお多くの家庭で使われているであろう柳宗理のプレートを、
SORORでも入荷させていただきました。
時代を超えて長く愛されてきた理由が一皿に詰まっています。
華やかさより、使いやすさ。
流行より、普遍性。
ただ美しいだけではない、「生活のための美」。
日本だけでなく、言葉や文化を越えて、世界中の人たちの日常の中でも、この器が寄り添ってくれたら。
そんな想いで、入荷を決めました。
ぜひ、皆さんの日常にも・・・♡
“用の美”が息づく、ただそこにあるだけで美しい器